ノーベル賞受賞者に見るもの

研究分野には大別すると基礎研究と応用研究というものがあるそうだ。

基礎研究とは、いわばそもそも論。応用研究はどう利用していくか。

ノーベル賞の分野はそもそも論、つまり、新たな常識や哲学を追い求めていくということだから、応用研究と違って道しるべがない。だから、基礎研究は信じるという姿勢ができないと不安になるのではないのか。

ノーベル賞受賞者の方々の話を聞いていると、どこかビジネスや生き方で同じものを見る。

お金でも、地位でもないのだ。

では、何か。

志だ。

ただひたむきに、意味ある発見に没頭し、まい進し、熱中する。なんと素晴らしい生き方ではないか。

研究成果だけではない。学生らが誇りに思い、指導者の名に恥じない研究をしたいといっているのは、それだけで十分な成果ではないか。

今回の受賞者は東大出身というエリートなんかではない。偏差値でなく、ただただ、ひたむきであるという、誰もができることの度合いでしかない。

ドラッカーは、企業の目的は利益ではなく単なる成果だという。利益は明日への再投資の原資であって、再投資して価値を高めることが企業の目的という。

研究成果によって得た250億円もの特許料を、さらなる研究設備への投資に惜しげもなく出すというのは、なんと幸せな生き方をされているのか、敬服しないではいられない。

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