人の話を聴くという行為

いわゆる、〝きく”とは「聞く」と「聴く」の二つがあるそうだ。

この二つには明確な違いがあるという。

聞く、とは門構えに耳だから、耳で聞くということ。つまり、音ととして聞くということ。会話をしていても耳で聞いていることが多い。聞き下手だとの自覚があるし。

聴くとは、十の目で心、すなわち、心で聴くということ。この違いは明確だ。

相手に話を聞いてもらっているとき、それは、あまり大したコミュニケーションをしてもらっていない。しかし、心で聴いてもらっていると感じたとき、相手に理解をしてもらったという心持になる。

逆も真なり。

聞き上手に関するノウハウ本はあまたあるが、聴き上手のノウハウはあまりみない。

今日は聴き上手な方に出会った。本当に感謝をしたい。

聴くという行為は、理解しようとする能動的な行為だ。だから、受け身で聞いていても聴くことはできない。ノウハウ本には、質問をしろとか、オウム返しで応答しろとか、テクニックに関わることはあるが、やはり、理解しようとしているかどうかの態度は隠せない。

聴こうとするためには、相手を知ろうという真摯で誠実な態度が前提となる。そのことによって、話す側も誠実にこたえよう、伝えよう、という良好なコミュニケーションが生じる。

一日に一人でも、聴いてもらえることがあれば、それはなんと幸せなことだろうかと感じられる日になる。

自分もそれをすれば、相手に幸福感を感じてもらうことができるということだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です