健全なる不健全

ニュースを見ているわけだが、また、高齢者の貧困問題だ。

いつも、せつない事例にフォーカスしているが、こういう事態が生じているのは現実の問題だ。

ニュースを見れば、親の年金だけで支払いにも困って電気料金の支払いができないから電気がとまって、ろうそくを使うしかなく火事だそうだ。

で、一方で一億総活躍?よく分からんな。生活保護も受給できずに、おにぎりを食べたいといいながら飢え死にした方もいたな、九州だったかな。カッコよく、綺麗に言わない方がいいよ、そういう話じゃないのは皆分かっているのだから。年金支給の開始年齢を遅らせたいから言っていると勘繰ってしまうじゃない。

親の介護で働けない息子が最後に困って母親と心中、裁判官が泣きながら判決を下したというのもあった。

ところで、私の親類縁者に公務員一家がいる。おやじは退職して悠々自適の年金暮らし、駅前に豪邸の改築。あーあ、と思って付き合いを一切していない。不愉快で仕方ないからだ。

市バスの運転手が年収700万円?みどりのおばさんが年収800万円?なんじゃ、それ、と。国内就労者の平均所得の何倍さ。

公務員のみなさん、英語で公務員は何というか知ってますよね。

で、公務員改革なんて空虚な言葉が出ては消えるが、本当の問題は霞が関でなく地方公務員なのではないのか、といつも思う。霞が関の公務員は、実は課長補佐くらいまでは立派な人がかなりいる。弁護士とかキャリアアップのための出向組は別だがね。

10年くらい前だろうか、公務員の退職給付債務の積み立て不足のための地方債の発行が認められたわけだが、このときは本当に頭おかしいの、と思ったわけだ。民間企業の債権は投資や運転資金などの明日の事業を担保にしつつ返済を自力ですることが前提だ。しかし、この地方債の返済原資は誰が払うのか。

私は自衛官や警察官、消防隊員といった命をかけている方々や国家を背負っているまじめな方々の手当ては少なすぎると思っている。

しかし、市役所や区役所の窓口に行ってみて、なんでこの連中が大企業と同水準の所得を得ているのか、夕方定時に帰って自分を削ってもいない連中がそれだけの所得を得ているのか。

公務員のみなさん、もう一度、公務員を英訳してください。

なんてことは、今や、日本人の誰もが思っていることではないのですか?にもかかわらず、この国ではクーデターが起こらない。

もちろん、クーデターが起こるなんて良いとも思わない。しかし、青年将校が出てこない、スマホをニタニタ見ながらゲームにあけくれ、打算的で、自分勝手で、他人を慮れない今の日本人を見て心配せざるを得ない。日本を心配するというより、日本人を心配するのだが。

515や226が起こった時代と何が違うのか。時代背景は同じだ。日本人が変わったのか。

何も起こらない健全な国の精神的不健全さともいうべきか。かくいう自分は、それを受け入れていきていくという考え方にまとめる年齢とともに、自分の子供にどちらの途が良いのかを示すのに躊躇するわけでもある。

しかし、せめて身近にいる人々だけでも、役に立つことはできないか、それで幸せを感じることはできないか、とも往々にして思っている。

歳をとったのか、この考え方そのものが自分を老いさせているという危険信号なのか。

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