心遣い

善意を疑われるということは、非常に相手を傷つける行為だ。

更に、善意を悪意と解釈するのはたちが悪い。

そんな人間に出会い、仕打ちと感じる局面では誰でも心がざわつくものだ。

振り返れば、自分はこれまでどれだけ人を傷つけてきたのだろうか、と。思い上がってきたのだろうか、と。自分がトップだから全てにスピード感と成果、リスク管理を優先する、そういう生き方がどれだけ価値のある態度だったのか。それが、経営者やビジネスマンの信念であったとしても、だ。事業や企業を守ったところで、人を守れなければ、一体なんだったんだろうか、と。

新しい状況で戸惑っている時、孤独な時、まごつく自分に大声で周囲に聞こえるように世間話で声をかけ、自分を引っ張り出してくれた女性がいた。まったく中枢の役割でもない、初めて会った元気な女性。その態度が自分への心遣いだと直観的に気づいた。

彼女に心から感謝することとした、いや、せざるを得ない。

どちらが、本当に人を幸せにする生き方をしているのか、恥じ入るしかないのだ。

そして、偶然にも、この2日間で前段の人間と彼女の両方に遭遇した。客観的に見て分かる対比というしかない。

彼女には心から感謝する。前段の方は、いつか訪れるご自分への災いをよくお考えに。

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